原因不明習慣流産-胎児染色体異常流産
原因不明の流産の多くは、偶発的な胎児の染色体異常による流産です。男女ともに、35歳以上になると、卵子や精子の老化により、受精卵の染色体異常が生じやすくなります。
加齢による流産率の増加に対する、確実な治療はありませんが、少しでもリスクを低下させるために、できることがあります。
●卵子の質を改善させるためにできること…「卵子のアンチエイジング療法」
- 生活習慣をみなおし、健康的な生活や、適度な運動を心がける。
- 骨盤血流を保つために、運動、半身浴、ストレッチ、冷え性の改善が重要。
- 十分な睡眠をとり、ストレスをためないこと。(心の健康はとても重要です)
- 極度の痩せや、肥満は大敵。適正体重を保つこと。
- 禁煙!!
- 過度の飲酒もマイナスです。
- 食事でとりにくい、ミネラル、ビタミン、乳酸菌、食物繊維などは、サプリメントを有効に活用する。
●精子の質を改善させるためにできること…「精子の13か条」
精子のアンチエイジング、抗菌剤、漢方薬療法、サプリメント(L-カルニチン)
- 朝食をとって健康に
- メタボ解消
- ビタミンCをとる
- ビタミンEをとる
- 亜鉛をとる
- 豆腐・納豆・味噌などの大豆食品を食べる
- アルコールを減らす
- タバコをやめる
- 下着はゆったりとしたトランクスに
- サウナ・長湯は厳禁
- 週1〜2回の射精が望ましい
- 適度な運動を心がける
- パソコン作業は1日2時間まで
●生活習慣からの見直し
染色体異常をおこしやすい、夫婦の生活習慣がないかをチェックします。
明らかに卵子、精子の染色体異常リスクを高める、喫煙は、夫婦ともに、やめましょう。そのほか、女性の場合、肥満、やせなどの体重異常は、流産リスクを高めます。適正体重をめざしましょう。昔から運動習慣のない女性では、卵の質がよくない傾向があります。ウォーキングなどの運動を生活にとりいれましょう。そのほか、偏った食生活、睡眠障害、ストレスなどを防いで、卵子の質をよくしましょう。、詳細は、「30代までに絶対にしっておきたい卵子の話」へ。
男性の場合は、肥満、メタボは、肉食過多、インスタント食品の過剰摂取は、女性ホルモンや環境ホルモン過多となり、男性ホルモンが低下し、造精機能が低下します。肥満をさけ、バランスの良い食生活を。サウナや長湯などの高温環境も精子の状態に影響します。薄毛予防薬(男性ホルモン阻害剤)は、精子を作らなくするため、飲まないようにしましょう。